大阪市SA  総会報告号

1. 健康寿命の延伸:握力の重要性と「グーパー体操」

  • 握力低下のリスク: ペットボトルのふたが固い、タオルが絞りにくい、買い物袋で手が疲れやすいといった症状は握力低下のサインです。握力の低下は「転倒→骨折→入院→介護」の流れを加速させ、測定値が男性28kg未満、女性18kg未満になると要介護リスクが高まります。
  • 握力維持のメリット: 手すりを強くつかめる、とっさに体を支えられる、物を落としにくくなるなど、リスク回避の自信がつき外出への意欲が高まります。
  • グーパー体操の推奨: テレビを見ながらや入浴後などに1分半でできる体操が推奨されています。
    • 方法: 手を思い切り開く(2秒)→強く握る(2秒)を10回で1セットとし、20〜30秒の休憩を挟んで2セット行います(痛みや違和感がある場合は中止・休止)。

2. 大阪市シルバーアドバイザー連絡協議会の活動・案内

  • 巻頭言(松木健一会長): 令和8年度総会が5月27日に無事開催され、新年度がスタートしました。昨年は大阪・関西万博や大阪府SA創立35周年記念行事に参加。今後も会員間の絆となる『SAだより』を通じて活動報告や健康アドバイスを届けていきます。
  • 手作りおもちゃクラブ(渡邊俊介部長): 毎月第一金曜日に天王寺区民センターで研修を行っており、見学を歓迎しています。
  • 2026年度グランドゴルフ大会: 10月19日(月)10:00〜12:00に柴島スポーツグランド(東淀川区)で開催予定(集合9:30、参加費800円)。

3. 会員紹介:山尾弘昌氏の軌跡(90歳を迎えて)

  • 戦時・戦後の原体験: 1936年兵庫県生まれ。第二次世界大戦中に神戸市へ疎開し苦労の中で生き抜く知恵を学び、戦後は山口県で自然に親しむ幼少期を過ごしました。
  • 第二の人生とボランティア: 土木エンジニアとして65歳で退職後、2002年にシルバーアドバイザー養成講座を受講。子供とおもちゃ作りで交流する「てんとう虫の会」や、小学生への読み聞かせグループ「マトリョーシカ」を立ち上げ、現在も生きがいとしています。
  • 海外での学びと慰霊・交流: 退職後は大戦の真実を確かめるため世界各地(真珠湾、シンガポール、ミャンマー、ボルネオなど)を巡り、学校寄贈や慰霊、草の根交流に尽力しました。昨年は英国の娘のもとを訪れ、日本の近代化の原点に触れました。
  • 卒寿(90歳)を迎える心境: 激動の時代を生き抜き、退職後はボランティアを通じて社会貢献できたことに深い感慨を抱いており、今後も自然体で情熱を持って歩み続けたいとしています。